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お知らせ・ニュース

波佐見町(地域の特色ある文化・芸術)

地域文化

窯業と農業を基盤産業として発展している波佐見町は、人々の暮らしの中に生きる波佐見焼や地域に伝わる多彩な伝統・文化が育まれ継承されている、歴史と現代の魅力が共存する町です。

波佐見講堂音楽フェスティバル

九州最大規模の木造洋館である波佐見町講堂(国登録有形文化財)は、音響にも優れており、音楽イベントを中心に利用されています。地域住民や県内の学生などが参加する音楽フェステイバルでは、貴重な文化財の素晴らしさを伝えるだけでなく、多くの方々の交流と音楽による地城の文化・芸術の掘り起こし、磨き上げにつながっています。今年度は11月11日(土)・12日(日)に吹奏楽によるコンサートが開催される予定です。

皿山の人形浄瑠璃(県指定無形民俗文化財)

現在の皿山郷の人々が享保の大飢饉の際に、飢えをしのぐために興行したのが始まりと言い伝えられています。幕末の万延元年には人形浄瑠璃座「美玉座(みたまざ)」を結成し、好評を博しました。昭和時代は後継者不足で解散の危機を迎えましたが、平成元年に同地区の青年たちが後継者として名乗り出ました。毎年8月21日の皿山大神宮夏祭りなどで公演しており、三人で一体の人形を動かす「三人遣い」の妙技を鑑賞することができます。

浮立(ふりゅう)

雨乞いや五殻豊穫を祝して、横笛の伴奏に合わせ太鼓や鉦(かね)を鳴らして踊る伝統芸能。現在、波佐見町には水神宮(協和郷)で奉納される「協和浮立」、大鬼木観音堂(鬼木郷)で奉納される「鬼木鉦浮立」、地蔵堂(野々川郷)で奉納される「野々川浮立」、熊野神社(湯無田郷)で奉納される「山中浮立」の4つの浮立が残されており、いずれも波佐見町の無形民俗文化財に指定されています。