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壱岐市(地域の特色ある文化・芸術)

地域文化

神々が宿る島「壱岐島」として150以上もの神社を有する壱岐市では、古くから島民の間で神々が深く信仰されていたことが伺え、室町時代から舞い継がれた神事芸能として、国の重要無形民俗文化財に指定されている「壱岐神楽」などがあります。

郷ノ浦祇園山笠

 地元では「ぎおんさん」と呼ばれる壱岐市最大の夏祭りです。郷ノ浦町元居地区にある八坂神社に家族の疫病が治ったお礼として山笠を奉納したのが始まりで、280年以上の歴史があります。時代とともに五穀豊穣や商売繁盛、大漁祈願、家内安全など、さまざまな願い事が込められるようになりました。
 唄子や担ぎ手の「オッセ、オッセ」や「ヨーカイタ、ヨーカイタ」の掛け声に乗って山笠が町内を練り歩き、石段を駆け上がる難所が最大の見どころです。

壱岐神楽(国指定重要無形民俗文化財)

 約700年の古い伝統と歴史を持ち、壱岐の神社に奉職する神職にしか音楽の演奏や神楽を舞うことが許されない極めて神聖な神事芸能。譜面などはなく口頭でのみ伝承されており、2畳の畳の上で舞う神楽は、秋から冬にかけて、島内の各神社で毎日のように奉納されます。
 住吉神社で8月と12月に奉納される「壱岐大大神楽」は壱岐神楽の中でも最も厳粛・丁重なもので、舞人・楽人に合わせて12名以上で奏され、所要時間は7~8時間を要します。