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平戸市(地域の特色ある文化・芸術)

地域文化

平戸は、松浦党で有名な平戸松浦氏によって代々統治された土地です。中世には倭寇の拠点として、近世には国際貿易港として長く栄えました。松浦氏の治世によって歴史的・文化的価値が高いものが数多く残されており、国指定重要無形民俗文化財の「平戸神楽」や2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」の一つ「平戸のジャンガラ」などがあります。

平戸神楽

 壱岐を除く旧平戸藩領内の各神社の祭礼で舞われており、神社の祭式に合わせて小神楽(8番)、中神楽(12番)、大神楽(18番)、大大神楽(24番)があります。最も番数の多い大大神楽は、毎年10月26日に平戸城内の亀岡神社で披露されています。3本の真剣を使い、1人で舞う13番の「二剣の舞」は代表的な舞で、真剣を使う緊張感と力強く神秘的な舞が多くの人々を魅了します。

平戸のジャンガラ

ジャンという鉦(かね)の音とグワラという太鼓の音が「ジャンガラ」の由来といわれており、踊り手は浴衣姿で菅笠をかぶり、腰に小さな太鼓を付けて踊ります。平戸市内の9地区で伝承されており、踊りや構成にはいくつかの違いがありますが、「穂長う、穂も実も出でよ」という意味の「ホーナーゴ、ホーミーデ」という唄と踊りを各神社仏閣に奉納し、雨乞いや五穀豊穣を祈願します。