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佐々町(地域の特色ある文化・芸術)

地域文化

緑と水に恵まれた自然豊かな佐々町では、例年10月に行われる「おくんち」や古典邦楽「神田雅楽(こうだががく)」が伝承されており、四季折々の美しい景観とともに伝統文化に触れることができます。

おくんち

1144年に、神酒(みき)・しとぎ・餅・串柿・ミカン・懸魚(げぎょ)を供え、郷中安全で五穀豊穣であるように祈願されたことが始まりとされ、1804年には悪疫流行を鎮めるために、みこしを担いで村中を巡行し、海浜まで巡ったといわれています。
現在は、「はなたこさん」と呼ばれ親しまれている猿田彦(さるたひこ)神という天狗の面をかぶった神が先頭に立ち、町中を練り歩く秋の恒例行事となっており、子ども相撲大会も開催されるなど、町は大いに盛り上がります。

神田雅楽(町指定無形文化財)

佐々町神田地区には、明治時代から伝わる「神田雅楽」が伝承されており、町の無形文化財に指定されています。物静かな中で奏でられる荘厳なしらべは、慰霊祭や地域の祝い事・葬儀のほか、県芸能大会や寺院関係の行事などでも演奏されています。
現在は、後継者の指導にも力を入れており、保存会をつくるなど伝承文化の保存に努めています。