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小値賀町(地域の特色ある文化・芸術)

地域文化

大小17の島々で構成される小値賀町。島内には古代から人が住み続けてきた痕跡があり、かつては捕鯨基地としても栄えました。人口減少が続くいまでも、町民の心根(こころね)には「おもてなし」の文化が根付いています。

小値賀の祝唄(いわいうた)「おおうた」

祝い事の席で地区住民によってうたわれる祝唄で、基本的に座付(ざつけ)・中唄・締唄の3曲で構成されています。祝い事のクライマックスの場面で披露されることが多く、結婚式や子どもの初のぼり、還暦など祝い事の種類に応じて歌詞が決められているほか、各地区によって独自の節回しや文言が伝承されています。
しかし近年、地域を挙げて行われる祝い事が減少し、各地区の「おおうた」の歌い手は徐々に減りつつあります。そんな中、地元の若者たち十数名で活動している郷土芸能保存会「今魂(こんこん)会」が町の行事の中で「おおうた」を披露したり、小値賀小学校大島分校の児童が授業の一環で、大島地区に伝わる「おおうた」を練習し、地区行事や卒業式で披露するなど、伝統を受け継いでいく取り組みも広がっています。